女性のお肌の悩みは、顔脱毛で解消するのでしょうか?
20~30代の女性に聞いた「抱えたことがある肌の悩み」というアンケート調査*では、「ニキビ・吹き出物」、「毛穴の黒ずみや開き」といった悩みが上位を占めました。
さらに約7割の方が「顔脱毛は肌トラブルの解消になると思う」と回答。肌トラブルと顔脱毛は、多くの女性が「関係がある」と考えていることがわかります。
*PR TIMESのアンケート調査
一方で、顔脱毛で肌荒れが起こるリスクも考えなくてはなりません。また乾燥肌・敏感肌の方は、脱毛を受けて大丈夫なのか不安ですよね。
この記事では、脱毛による肌荒れリスクや対策、また脱毛サロン・クリニックを選ぶ時の注意点についても解説しています。
ニキビや吹き出物は、顔脱毛で良くなりますか?
残念ながら、脱毛で皮膚の若返りや治療をすることはできません。しかし顔脱毛をすることで、いくつかの美容効果が期待できます。
- 生えてくる毛が細くなる
- ほとんど処理が必要ないほど毛量が減る
⇒毛の処理方法として、十分選択する意味がある
これはレーザー脱毛の効果で生えてくる毛が細くなり、毛穴のつまりが起こりにくくなるためです。その結果「毛穴を小さくする」「ニキビの再発を防ぐ」といった効果が期待できるのです。
顔脱毛で考えられるメリット
顔脱毛のメリットに関するアンケート調査によると、20代の女性は「化粧乗りが良くなる(49.2%)」、30代の女性は「毛穴が目立ちにくくなる(51.5%)」がそれぞれ1位となりました。
20代女性は「カミソリ負け等のトラブルが回避できる(36.7%)」をメリットに挙げる方が多く、自己処理の難しさがうかがえます。
間違った自己処理は、ニキビに似た「毛嚢炎」の原因になります。毛嚢炎については、この後の「ニキビと間違えやすい毛嚢炎」で解説します。
(出典:https://prtimes.jp/)
そもそも、ニキビとは?
そもそもニキビは、一般的に「毛穴にできる炎症が慢性的に続いている状態」のことを言います。
これは皮脂腺から分泌される皮脂が、何らかの原因で詰まってしまい、うまく排出されないことが原因です。
詰まった皮脂が毛穴の中で酸化し、ニキビの原因であるアクネ菌が繁殖します。そのまま炎症が悪化すると、ニキビと呼ばれる状態になります。
フェイスラインのニキビは炎症が長引く傾向にありますが、これはアゴからもみあげにかけて生えてくる毛が太く、皮脂腺が詰まりやすいためです。
①ニキビの原因
ニキビの原因は様々です。主に、次の理由が考えられます。
- ストレス
- 睡眠不足
- 不規則な生活
- 間違ったスキンケア
また成人女性は、思春期の頃と比べると乾燥肌になる方が多いと言われています。
ニキビは複数の要因がからんでいることも多く、治療には医師の適確なアドバイスと、セルフケアの両方が必要になります。
②ニキビだと脱毛はできないことが多い
広範囲のニキビがある場合は、基本的にレーザー脱毛ができません。
これはレーザーを照射することによって、患部の炎症が悪化するリスクがあるためです。
- 広範囲のニキビ
- 赤みが強いニキビ
- なかなか治らない頑固なニキビ
上記に当てはまる方は、肌の治療を終えてから脱毛を検討しましょう。
ニキビは保険適応の治療が可能です。まずは皮膚科へ行くことをおすすめします。
また生理不順の女性には、婦人科の受診をすすめられる場合も。
低用量ピルの服用で、長年の悩みだったニキビが改善されたケースもみられます。
皮膚科に通ってもなかなかニキビが改善しない方は、月経にまつわる悩みを抱えていることがあります。かかりつけの皮膚科医に相談してみましょう。
ニキビと間違えやすい「毛嚢炎」とは?
口周り、フェイスライン、首などに繰り返しぷつぷつと吹き出物ができてしまう方は、ニキビによく似た「毛嚢炎」の可能性があります。
毛嚢炎(または毛包炎)とは、自己処理でついたキズなどが原因で雑菌が感染し、炎症を引き起こした状態です。
通常は患部を清潔にし、規則正しい生活を送ることで治ります。
しかし敏感肌・乾燥肌などの肌質により、繰り返し毛嚢炎ができてしまう方もいます。その場合も、皮膚科で治療を受けましょう。
顔脱毛で肌荒れしたときの対策
顔脱毛で肌荒れを引き起こす可能性もあります。
具体的に考えられるのは、「肌のヒリヒリ感」「痛み」「やけど」「毛嚢炎」など。
医療脱毛の場合は、ドクターに相談することで適切な処方をしてもらえます。
そしてもっとも重要なのは、無理に脱毛を続けないこと。
また事前にリスクの説明をしっかりと受け、不安を解消することも大切です。
クリニック・脱毛サロンを選ぶ具体的なポイントは「4.クリニック・脱毛サロンの選び方」で解説します。
セルフケアで肌荒れを最小限に
脱毛による肌荒れを抑えるためには、自宅でのセルフケアが欠かせません。
レーザーを当てることで、お肌のバリア機能が低下し、雑菌が入り込みやすい状態になるためです。
さらに脱毛前の自己処理もポイントです。正しいセルフケアと自己処理は、脱毛の効果を高め、肌荒れを最小限に抑えられます。
①脱毛前のケア(自己処理)
脱毛前の自己処理には、カミソリ、脱毛クリームなど様々な方法があります。
ここでの注意点は、ピンセットや毛抜きで毛を抜くことはNG。脱毛のレーザーは、肌のメラニンに反応します。そのため毛を抜いてしまうとレーザーが反応せず、脱毛効果が得られません。
施術前の自己処理は、肌への負担が少ない電気シェーバーで、毛の流れに沿って優しくしましょう。
シェービングクリームをつけることで、さらに肌を傷つけず剃ることができます。
②脱毛中のケア(日焼け対策)
脱毛中に大事なのは「日焼け対策」。とくに顔の肌は薄くてシミになりやすいものです。
日焼け止めクリームは、基本的にはサロンやクリニックで指導があります。塗り方、塗り直す時間などを確認しておくとよいでしょう。
参考として、PAとSPFについてご紹介します。
SPFは紫外線カットの効果が持続する時間の基準なので、外に出る時間を考えて必要な基準のものを選んでください。
SPF1で20分の日焼け止め効果があるので、自分のニーズに合ったSPF値の日焼け止めを選んで下さい。”
(出典:クレアクリニック)
そして、脱毛中は清潔を保つこと。優しくたっぷりの泡で洗顔し、十分な保湿を心掛けましょう。
③脱毛後のケア
脱毛後も、1年を通して日焼け対策が大切です。
冬や昼間の室内は油断しやすいものですが、「日焼け止めクリームを塗る」「帽子をかぶる」など、脱毛レーザーで傷付きやすくなったお肌を紫外線から守ることが大切です。
肌荒れリスクを避けるためのポイント
顔脱毛による肌荒れリスクを避けるためには、4つのポイントがあります。
ここでは脱毛エステ・クリニックの選び方から、施術前の注意点まで、順を追って解説していきます。
①施術前に自己診断をする
「傷が治りにくい」「シミになりやすい」など、まずは体質を自己診断してみましょう。
たとえば、
- 通院歴
- 生活習慣
- 月経について
- 現在の肌状態
など。紙に書き出してみることで、施術前のカウンセリングで何を伝えるべきかが一目でわかります。無料カウンセリングの台本を作る感覚で、自分の体質を振り返ってみましょう。
②サロン脱毛と医療脱毛の違いを理解する
サロン脱毛と医療脱毛は、「脱毛で何を重視するのか」によって使い分けることができます。
自分の体質、脱毛にかかる費用、通いやすさ……一番重視するのは何か、考えてみましょう。
・サロンは都度払いや無料キャンペーンが魅力
敏感肌や乾燥肌などの方は、レーザーが低出力のサロンが安心です。何回か都度払いで照射し、効果を実感してから契約するとおすすめです。
医療脱毛より安いのがサロンの魅力ですが、無料キャンペーンを行っていることが多いため、よりお得に脱毛ができます。
・効果、安全面で選ぶなら医療脱毛一択
「永久脱毛」はクリニックでしかできないため、より持続性を求めるなら医療脱毛がおすすめ。また、医療機関でアフターケアを受けることもできます。
最近では、効果の高さはそのままに、安く脱毛できるクリニックも増えています。
(例)都内2か所のみ「GLOWクリニック」など
医療脱毛 | 脱毛サロン | |
---|---|---|
施術回数 | 約6回 | 12回以上 |
痛み | 強い (※クリニックによって麻酔あり) |
弱い (ほぼ感じない) |
料金 | サロンより高め | 安い (都度払いも可能) |
レーザーの出力 | 照射パワーが強い | 照射パワーが弱い |
肌トラブル | クリニックで薬の処方が可能 | 店舗では対応できない |
③評判のよい施術者を選ぶ
施術スタッフの評判を口コミでチェックすることも大事です。
クリニックのHPだけでは、実際の施術の腕や、カウンセリングの様子は分かりにくいことがあります。
後ほどご紹介する「minimo」では、スタッフの口コミから脱毛サロンを選ぶことができます。
④リスクの説明があるかを確認する
脱毛前に、かならず副作用やリスクについて確認しましょう。
脱毛後に肌トラブルがあった方は、「事前に脱毛によって起こるリスクの説明がなかった人が約7割」という結果が出ています。
リスクについて納得のいく説明があるか、また肌トラブルが起きたらどう対応するかについても、事前にしっかり訊きましょう。
クリニック・脱毛サロンの選び方
クリニックやサロンを選ぶときには、どのような点を参考にすべきなのでしょうか。
いずれも、共通する6つのチェックポイントがあります。
以下のチェックポイントを、各ホームページで確認してみて下さい。
Q&Aやメールでの無料相談など、カウンセリングの前に目を通し、活用しましょう。
契約前に確認すべき6つのチェックポイント
- 施術の期間
- 脱毛の持続効果
- 痛み
- 副作用が出たときの治療費
- 契約期間の延長は可能か
- 施術スタッフは指名・変更できるか
初めてのサロンを選ぶときの3つのポイント
サロンを選ぶ場合、キャンペーンや予約の取りやすさも重要ですが、やはり「脱毛効果があるか」が気になるところです。脱毛効果を確かめるには、以下の3つのポイントに注目してみましょう。
●口コミサイトを参考にする
サロンの口コミでは、待ち時間やカウンセリングの対応、衛生管理など、実際に行かないとわからない具体的な部分を参考にしましょう。
●評判の良いスタッフさんから選ぶ
ここでは、評判の良いサロンスタッフを直接予約できる「minimo(ミニモ)」というアプリをご紹介します。
- 24時間対応
- 予約申し込み・相談までこれ1つでOK
- アプリでポイントが貯まる
全国40,000人以上のサロンスタッフから予約ができるアプリです。
「サロンの評判はいいけど、実際に施術を担当する人が選べないのは不安……」という方にオススメです。
●ローンは避け、都度払いで通う
初回で継続したいと思っても、複数回サービスを受けてから継続契約をすると安心です。担当する人によって差はないか、お肌に負担は出ていないかなど、時間を置いて十分に確認を取りましょう。
まとめ
①顔脱毛によるメリット。
顔脱毛には、ニキビの治療効果こそないものの、
「化粧乗りが良くなる」「毛穴が目立ちにくくなる」などのメリットがあります。
⇒その結果、ニキビ・肌荒れの予防が期待できます。
②ニキビがひどい時は、まずは皮膚科で治療を。
広範囲のニキビは、レーザーを照射できないため、肌を整えたあとで施術を受けると安心です。
③自己診断をしてからクリニック・サロンを選ぶ。
自分の肌の状態を知りましょう。そして何を重視すべきなのかを考え、医療脱毛・サロン脱毛を選ぶことが大切です。
③大事な顔のトラブルを避けるために。
⇒契約前に確認すべき6つのチェックポイント
- 施術の期間
- 脱毛の持続効果
- 痛み
- 副作用が出たときの治療費
- 契約期間の延長は可能か
- 施術スタッフは指名・変更できるか
顔脱毛はニキビの治療をしたあと受けることで、その後の再発を防ぎます。
肌を整えて自信を持つために、自分の肌に適した美容脱毛を判断しましょう。